からあげ博士の日常と研究と

博士課程を満期退学した人が好きなことを好きなままに書くところ。

いまさらながら新品のα7R(初代)を買った

 趣味の話を書いていきます。どうもからあげ博士(@phd_karaage)です。

 最近と言っても結構前、新品のミラーレスカメラを買いました。もともと高校、大学と写真部で写真を撮ることを趣味としつつ活動してきて、そろそろミラーレス欲しいなあと思っていたところでした。

 いや、別にミラーレスではなくてもいいんですけど、新しいカメラが欲しいなあと。

 今まで使っていたカメラは、ソニーのα550。もう何年前のカメラだという感じですね。高校生のときに新品で買い、それまでずっとこのカメラを使っていたものの、スマートフォンでもまあまあ写真撮れるなあなんて思い、最近はあまり活躍の出番がありませんでした。

 そんな訳でカメラからは割と遠ざかっていたのですが、それでも時折持ち出すα550の写真はいいなあと思う訳で。

 という訳で、今回はα7R(初代)を買ったよという自慢話です。

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どんなカメラを買うべきか?

 α550はソニー/ミノルタのAマウントなので、新たにカメラを買うとしたらAマウントのカメラを買うべきでしょう。しかしながらAマウントのカメラというのはもうオワコン状態。恐らくソニー内でも開発なんて行われていないのでしょう。

 ならば全メーカーのカメラをフラットに眺めたとき、何がいいかなあと思うのは、やはりソニーのαシリーズ。フルサイズであれこれ買っても20万円以内に収まります。別にフルサイズじゃなくてもいいよね、とは思うのですが、せっかく買うのだしステップアップとしてのフルサイズがいいなあと思ってしまうのは趣味人の性。

 ニコンのZシリーズも悪くはないけどなあ、価格面では厳しいなあ。キヤノンのEOS Rシリーズも同様です。フルサイズという趣味性が高い領域においては価格はどうしても高くなります。

 ソニーなら純正のマウントアダプタを咬ませることで、今まで持っていた単焦点レンズを生かすこともできます。もちろんAFは使えませんが。

 という訳で、ソニーαシリーズの、フルサイズ機で一番安い現行機種、α7Ⅱに照準を定め家電量販店を冷やかしに行ったのでした。 

  この時気にしていたのは、EVF(電子ビューファインダー)がどんなものか、Eマウントレンズってどんな感じか、の2点だけ。特にEVFがいいものだったら買ってもいいかなというレベルで思っていました。レンズキットにマウントアダプタをセットでだいたい16万円、それくらいならなんとか買えると思っていたのです。

α7R(初代)との出会い

 EVFもいいし、これは買いかなと思って店員さんを呼ぼうと思うと、陳列棚になんと初代のα7Rが箱ごと置いてあるではないですか。しかも価格も安い。店員さんを呼び止め、α7Ⅱとα7Rの違いを聞くと、以下のようなお答え。

・EVFは変わらない

AFがコントラストAF25点のみ(α7Ⅱは像面位相差117点+コントラストAF25点)

ボディ内手振れ補正がない(α7Ⅱにはある)

・置いてあるのは海外仕様品なので日本語表示ができない

海外仕様なのでレンズキットとして24-70/4 Zeissが付属(α7Ⅱは1ランク下の28-70/3.5-5.6が付属)

・高画素機なのでα7Ⅱより高画素

 個人的にはAFはミノルタレンズがメインになるであろうことを考えるとどうでもよく(α7RⅣ+LA-EA5マウントアダプタを使えばAFが使えるが……そんな金はない)、デメリットとしてはボディ内手振れ補正がないこと。しかしながら売価がなんと、24-70/4 Zeissを単品で買うより安いという謎価格。当然α7Ⅱよりも安い。 

  それならばと、その場で即お買い上げと相成ったのでした。ちなみに、α7Rレンズキット(海外仕様)+LA-EA5マウントアダプタ+レンズ保護フィルターで12万円を下回る金額でした。高い買い物であることは間違いないけど、明らかにお買い得。

手元にやってきたα7Rはどんな感じ?

 実際その場でお買い上げ、ほぼスペックを検討したり口コミを検索したりとする暇もなく購入した訳ですが、実際の使用感はかなりいいです。α550の発売が2009年、α7Rの発売が2013年と4年分の進化以上のものを感じます。正直2009年時点でもうAマウントを切り捨てる未来を描いていたのかな?と思わせるくらいには。

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 Rのエンブレム。なかなかにかっこいい。

EVFは悪くないというか、むしろいい

 プロユースには向かない、ファインダーに光学的な像がないなんて論外と言われていましたが、個人的にはEVFは大賛成。まあアマチュアですからね。自分は結構乱視が強く、ピントの山をつかむのに光学ファインダーでは苦労していました。もっともエントリー機のしかもAPS-C機のファインダーなんだから、と言われればそれまでですが。

 そんな中でα550にはMFチェックライブビューがあり拡大表示ができない訳ではないのですが、ミラーアップ、ライブビュー、ミラーダウン、シャッターとかなりの手間でした。

 それがワンタップで拡大表示ができるのは一言で言って神。もっと早く買っていればもっと写真を楽しめたかな、と思うくらいには。

 なんだかんだAFで写真を撮ることが少なかったので、AFについては別に、という感じではある。

確かに日本語表記にはできない

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 分かっていて買ったので別にどうでもいいのだが、確かにメニュー画面などは英語表記(orその他外国語言語)のみ。英語表記で特に不便することはなく、普通に使いこなせるかなという感じ。

 そもそもこの程度の英語が分からないなら大学院辞めろ……

世間が言うシャッターショックは確かにあるかもしれない

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 α7R+MINOLTA 50/1.4 ISO100, F8, 30sec

 この作例だと30秒のシャッタ速度ですが、それほど気にならないかなあという感じ。手前の船に乗ってるクレーンはぶれている。なぜなら船が動いているから。

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 塔を等倍まで拡大すると、それほどでもないかなあという感じではあります。正直アマチュアユースではまあ、こんなもんかなあと思ってしまう程度。三脚がクソなのは否定できないけど。

 

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 α7R + MINOLTA 100/2.8 MACRO ISO100, F5.6, 1/5

 マクロだとちょっと気になるかなあ。という感想。こちらも等倍にするとこんな感じ。

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 三脚があまりよくないものというのを差っ引いてもちょっとぶれてるかなあと。一応、リモコン使っているのでシャッター押したときにぶれた、という説は否定したい。

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 α7R + MINOLTA 100/2.8 MACRO ISO25600, F5.6, 1/500

 この高感度が実用かどうかは別として、ここまでシャッタースピードを稼ぐとしっかり止まってくれます。さすがに1/500まで上げなくても大丈夫だと信じていますが。

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 こちらの等倍はこんな感じ。シャッターショックは確かにあるけど、どうなんだろう、ミラー機と比べて多いのかどうかは謎。

 そもそも等倍鑑賞をするかどうか、という点では微妙なのでアマチュアが「撮ってて楽しい!!!」という分にはいいんじゃないかなあと思う訳です。

高感度耐性は上がったと思う

 α550ではISO1600以上はまず使いたくないな、というレベルでしたが今回のα7Rは4年分以上の進化があるんじゃないかなあと思います。ISO3200くらいならしっかり使えるぞと。

 昔からのクセであまり高感度を使うことはないのですが、ISO AUTOモードで使ってうっかり高感度になっても全然使い物になるじゃんという感じ。先の画像で挙げたようにISO25600が存在しているのも驚き。

 α7R(初代)がここまで進化しているのだから、最近発売している機種はもっと優れているんだろうなあと思う次第。

カメラを持ち出すことが多くなった

 そんなこんなでα7Rは大変気に入っている訳で、出かける機会があればほぼ必ずカメラを持ち歩くようになりました。というか大学に通学するときも半分くらいの確率でカメラを持ち歩いています。

 やはり吐き出す絵はスマホとは違っていて、レンズを変えてあれこれ楽しむのもこのレンズ交換式カメラの楽しみ方だなあと再度実感している最中です。

 

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 そんな自分のお気に入りの組み合わせはこれ。α7R+LA-EA5+MINOLTA 50/1.4。ついてきたレンズキットの24-70/4も楽しいのですが、単焦点の面白さからはやはり抜け出せないかなあと。

 MINOLTA 50/1.4は結構軽量なレンズで、マウントアダプタ咬ませても全長、重量共に短く軽く、それでもかなりいい絵を吐いてくれるので、かなりのお気に入りです。50/2.8 MACROも使い勝手はいいですが、ちょっと重いので常用はこちら。

 高画素機のRシリーズにミノルタレンズなんて……!なんて言われそうですが、撮ってる身が楽しければそれでいいでしょ、と思う今日この頃です。