からあげ博士の日常と研究と

博士課程を満期退学した人が好きなことを好きなままに書くところ。

ある日の御茶ノ水散歩。 ――α7RとVario-Sonner T* 24-70/2.8 (SAL2470Z) と共に

 こんにちは。からあげ博士(@phd_karaage)です。ある日、御茶ノ水で友人と待ち合わせをしようとしたときのお話。集合時間よりも早く着いた私は写真でも撮り歩いて時間をつぶそうとちょっとお散歩したのでした。その時に撮った写真でもいくらかここで紹介しようかなと思います。

 こう書くとかなり綺麗な出たしですね。実態はとりあえずコンピュータに計算を走らせてもらえば自分はなんとかなるという状況だったので、待ち合わせに早く行ってやろう、どうせならカメラを持ち出そう、そう思ってお散歩していたのでした。

千代田線聖橋口から外の世界に出よう

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 御茶ノ水集合ということでしたが、東京メトロを使って御茶ノ水に移動します。千代田線は御茶ノ水駅ではなく、新御茶ノ水駅。ここで聖橋口から出ることでJR線御茶ノ水駅や丸の内線御茶ノ水駅に乗り換えることができます。

 案外深い場所にあるので、中央線中野駅以西に向かう場合、大手町駅で東西線に乗り換えたほうが楽かもしれませんね。

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 実際に丸の内線御茶ノ水駅に乗り換えるとしたら、相当な距離を歩かされます。本当に千代田線から乗り換えたいのであれば淡路町駅を使うことをお勧めします。というか、そのように案内されている気がします。

外の世界に出たら、とりあえず交差点を渡る

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 こうして無事に外の世界に出ることができました。このように「千代田線」の駅としか新御茶ノ水駅は表記されていません。

 聖橋口を出ると目の前には横断歩道が待っています。その横断歩道を渡ることで聖橋に出ることができます。

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 「ひじりはし」

 この方向に進むとどこに行くことができるでしょうか?

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 神田明神にも、湯島聖堂にも近い。そのようですね。逆方向に戻ると当然ながら新御茶ノ水駅に戻ることができます。

 夕焼けがきれいな時間帯、橋の景色との相性がなかなかよい場所であります。

御茶ノ水駅は大規模工事中

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 御茶ノ水駅の真上にどーんと、大きなクレーンが存在します。そう、大規模工事中なのです。JR線の聖橋口が移転したのもそういう理由。数年単位で時間が経つと御茶ノ水駅は大きく変わるようでしょう。一方で新御茶ノ水駅とシームレスにつながる日は来なさそうです。

逆側には秋葉原の景色

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 青色の空に夕焼け、そびえたつビル群。遠くには秋葉原の景色。橋の反対側に渡ってみたい気持ちもありますが、わざわざ横断歩道に戻るのは少々めんどくさいな、そういう怠惰な気持ちから車道を挟んでの景色。24mmはこういう時に便利な画角です。

 気が付くと白い月が空に浮かんでいます。

橋を渡ると文京区へ

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 橋を渡ると文京区と千代田区の区境があります。大した写真ではないですが、なんとなくイチョウ一本だけ千代田区に越境しているのが気になってしまったのでした。もっともイチョウは東京都の木ですから越境していてもかまわないのでしょう。そもそもこの木は都が管理しているのでしょうか。それとも区が管理しているのでしょうか。区が管理しているとしたら、千代田区が管理しているのでしょうか。いろいろと謎ですね。

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 橋を渡ると近代教育発祥の地、というところに出ます。この写真であればもう1段、2段絞りを絞ってもよかったかもしれませんね。ただ、このなだらかにボケていく様子もまた美しいものです。

階段を下りる。

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 撮っているときはなんだかよさそうでも、後から見返すとは?なにこれ?という写真がありますよね。まさにそういう写真。手前の手すりのボケが完全に邪魔です。ただまあSNSにアップする写真ですから、そんなことを気にしてもしょうがないのかもしれませんね。

 という訳で聖橋を渡ったすぐそこに階段があります。そこを降りるとどこにつながるのでしょうか。神田明神や湯島聖堂に向かうにはこの階段を上れという看板を見かける訳なので、そちらの方向には行けないのでしょう。

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 階段を降り切ると、聖橋を下から眺める場所にたどり着く訳ですね。それはそうです。橋を渡ってすぐに階段を下りた訳ですから。

 夕暮れに照らされたビルがきれいだなあと思う一方で、手前の木々が少々写真としては邪魔かもしれませんね。

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 下に降りて初めて気がつく風景、聖橋の下側ってこうなっているのね。と改めて感じます。ここ最近の橋ではあまり見かけない構造のような気がしますが、これもまた味があるように思える、それが現代人なのかもしれません。この道を写真の方向にまっすぐ進むと秋葉原に至ります。写真としてはもう少し構図を考えろよ、水平微妙じゃないの?とツッコミを入れたくなる、なんだかぞわぞわする写真です。

秋葉原とは真逆に

 今日の私は秋葉原に用事がある訳ではないですから、御茶ノ水方向に進むとしましょう。新御茶ノ水駅聖橋口を出て見えていたTMDU、東京医科歯科大学病院の方向に足を向けます。

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 そうすると現れるのが郵便局。気がつけばポストはサンタ仕様。赤色の物体ですから、サンタ、クリスマス仕様にするのは案外容易なのでしょう。

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 さらに進むと丸の内線御茶ノ水駅。そのバックには東京医科歯科大学があります。このようにしてみるとかなりアクセスがいい場所にあるようです。一口に「御茶ノ水」と言えど、最近の駅は丸の内線御茶ノ水駅であり、その逆は千代田線新御茶ノ水駅と言えるでしょう。

 この御茶ノ水駅、方向別に改札が分かれているようで御茶ノ水初心者に軽く一発ジャブを入れているような、とりあえず改札に入ればなんとかなるという人間を排除しようという意思を感じます。もちろん、そんな意図はなく構造上仕方がないことなのでしょう。

 と思ったら、中でもちゃんとつながっているようです。横断歩道を渡るか連絡通路を渡るか、結局のところそういう違いでしかないようです。

www.tokyometro.jp

 しかしこの図に千代田線が出てこないあたり、御茶ノ水駅での乗り換えなんかは想定していないぞという強い意志を感じます。

www.tokyometro.jp

 一方で淡路町駅の構内図は新御茶ノ水駅と一体化されて表記されており、乗り換えるならこっちな、というそんな感じです。ただいずれにせよ改札外乗換駅であり、一旦改札を出る必要があります。ただし新御茶ノ水ー淡路町の乗換えについては乗換え指定を受けている駅なので幸いにして初乗り運賃が再度必要になることはありません。一方で苦労して歩いて新御茶ノ水駅から丸の内線御茶ノ水駅に来てしまうと再度初乗り運賃が必要になるという、二重の苦を味わうことになります。

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 目の前の看板にはJR御茶ノ水駅の案内に、順天堂医院への案内があります。こうしてみると御茶ノ水は病院の街、ともいうことが出来そうですね。

横断歩道を渡ってJR御茶ノ水駅、御茶ノ水口方面へ

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 横断歩道を渡り、今度は御茶ノ水橋の方向へ。少し反対側に進んでみましたが、特に面白そうなもののなければ、待ち合わせ場所からただ淡々と離れてしまうだけなので戻ることに。

 この横断禁止の看板、見かけるとつい撮っちゃうんですよね。どこで撮ってもそんなに変わらないはずなのに。

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 橋を渡り切ってやってくるのはJR御茶ノ水駅、御茶ノ水口。こうしてみるとまだ見れる写真のようですが、普通にぶれています。人をブレさせたいと思ってシャッター速度を遅くしてみたのですが、手振れ補正がないα7Rにはこれが限界。確かシャッター速度は1/5秒くらいだったような気がします。もっとも、所有者の技量の問題、ともいえる可能性が高いですが。

もういちど聖橋口方向に戻る

 さて、御茶ノ水にやってきた本来の目的は「友人との待ち合わせ」でしたね。待ち合わせ場所たる聖橋口に戻る必要があります。

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 橋を越えず改札がある側の道を進むといわゆる飲み屋が多い通りになります。「酒と魚」分かりやすい潔い名前です。

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 やはり人通りの多い道ではありますから、邪魔にならぬよう、慎重に道を進む必要があります。ちょっと途切れそうなタイミング、そんな時にふっとシャッターを切ってみる訳です。

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 地方から人が来た時に、どんなお店にするかというのは東京に住んでいるものとして悩ましい問題になります。東京にはどんなお店もそろっています。飲み屋ではないにせよこの写真から、中華、沖縄、新潟ラーメン、家系ラーメン、うどん、などこのように所せましと並んでいます。選択肢が多いというのは、時に悩みにもなる訳です。

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 千代田線の入り口あたりまで戻ると、なんとイルミネーションが点灯していました。もうそんなに時間が経っていたんですね。

 このレンズは周辺部が結構レモンボケになりますが、この程度に収まる範囲であればきれいな玉ボケを狙うことができます。葉っぱが中央にある構図ってどうなのよ、とは思いますけどね。

 そんな感じで友人と待ち合わせてお酒を飲み、散歩で消費したカロリーは無に帰したのでした。