こんにちは。からあげ博士(@phd_karaage)です。ある日自分が想定していないJALマイルが口座に積算されていました。端数のような絶妙な数。自分の持っているクレジットカードから積算されるマイレージは毎月12日頃までに積算されるし、量もそんなに多くないなあ。という感じで履歴を見てみたらありました。
ああ、確かに沖縄行ったときにタイムズのカーシェア使ったなあ。このマイレージかというお話です。この時はタイムズのカーシェアかニッポンレンタカーの正規料金レンタカーくらいしか空車がなく、まだ料金的に安いタイムズを使ったのでした。
このマイレージ、走った距離の応じてマイレージがもらえるというものですが果たしてコスパはいいのでしょうか?ちょっと検証してみましょう。
目次
走ってマイルとは?
JALグループの国内線に搭乗後、その当日あるいは翌日にタイムズのカーシェアを利用すると、走った距離に応じてマイレージがもらえるというサービス。1kmあたり1マイルとなかなか大盤振る舞いなのでは?
ただし積算されるマイレージには上限があり例えば羽田空港に降り立った後、カーシェアを借りて都心環状線を延々とルーレット族のようなことをしても、12時間以内の利用では300マイルまでしか積算されないという罠があるので要注意。
今回借りたMazda3の場合
実際に比較してみるとこんな感じ。
タイムズカーシェアがJALカード特約店ではないということもあり、利用料金に対する獲得マイルが少なめというのが特徴。その一方で走ってマイルで加算されるマイルはかなり多め。というか12時間で213kmも走ったのだからこんなもんだ感はある。
一方レンタカーの場合、カーシェアの保険と同等の金額にするとかなり高め。ただし獲得マイルはJALカード特約店として考えることができるので積算マイルは2倍に。燃料代は17km/Lと考え、1L180円という金額で計算。燃料代に対する獲得マイルはENEOS(JALカード特約店)で給油した場合という計算。
こうしてみると短距離利用の場合、カーシェアのほうが安いうえにマイレージが貯まるぞ。ということになります。ただしJALグループ便利用後に限る。
日常使いには距離料金がネック
マイレージがもらえる走ってマイルですが、一方で日常的に使うのは積算マイルの観点から見るとコスパが悪いことが分かります。JALカード特約店扱いにならないこともあり、1kmあたり16円の距離料金はなかなか法外です(距離料金が加算されるのは6時間以上の利用に限る)。その分利用料金と保険料が安いというのはあるのですが……。
カーシェアで最近増殖中のヤリスハイブリッドなんかに乗ろうもんなら、1kmあたり燃料費で言えば6~7円しかかからないであろうところ16円ですから、なんとも言い難いものがあります。もちろん気軽に借りれるカーシェアのメリットを否定するつもりはないですけどね。
自分が都内発でレンタカーを借りる場合、1日あたり400~500kmくらい走ることが多いため、どうしても距離料金は高いなあと思ってしまいます。そういう訳で、都内発であればカーシェアを使い倒す、ということはあまりありません。
走ってマイルのコスパはいい&旅先で車を選べるのはメリット
という訳で旅先でレンタカーを借りる。距離は多くても1日2~300km程度ということであれば、JALグループ便利用後の走ってマイルはなかなかコスパがいいと言えるでしょう。価格という点よりも貯まるマイル数的に、という意味ですが。
今回使った沖縄のパターンだと、タイムズカーシェアの価格はどちらかというと高いなあというほうに分類されます。安いレンタカー屋さんを探して、さらにOTA(オンライン旅行代理店、じゃらん、楽天など)からクーポンを使って予約すればもっと価格的には圧縮できるはずです。
逆に地方空港であれば、OTAを使った割引価格であってもびっくりするほど安い価格で貸しているレンタカー屋さんは少ないですからタイムズカーシェアも視野に入ってきます。
加えてタイムズカーシェアであれば、乗りたい車種を選んで予約することもできます。今回のMazda3も車種指定で予約しました。通常レンタカーで車種を指定する場合、追加料金を取られるか、そもそも指定できないパターンが多いですが、タイムズカーシェアであれば車種を指定できます。この点は大きなメリットでしょう。
ただしタイムズカーシェアはあくまでカーシェアであることから、必ずしも洗車や車内がきれいという確証はありません。人と出かける、みたいなパターンの場合は要注意なところです。
JALグループ便を使った後であれば、ぜひともタイムズカーシェアを使いつつマイルを貯める、ただし長距離移動には向かない、そんな感じでしょうか。