からあげ博士の日常と研究と

博士課程を満期退学した人が好きなことを好きなままに書くところ。

NEX-C3をいまさら買ってしまった(中古)

 こんにちは。衝動買い王子、からあげ博士(@phd_karaage)です。最近頭がおかしくなりそうです。それはなぜか。研究でうまくいかないとか、そういうことではなく、家にどんどんレンズが生えてくるのです。意味が分かりません。気がついたらレンズが増えているのです。それもM42マウントの、いわゆるオールドレンズというやつ。

 どうしてこうなったのか、それは単純です。お遊び用(そもそもα7Rも仕事になっている訳ではないのでお遊びな訳ですが)のNEX-C3を買ってしまったから。

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 α7Rはカバンから取り出してという動作が必要だけど、NEXシリーズほど薄いカメラならポケットに入れて気軽に写真が撮れるんじゃない?ぱっと撮りたいときに写真が撮れるっていいよね。そういう発想な訳です。お遊び用のサブカメラが欲しかった。それスマホでよくね?

 クーポンやらそもそもの値付けが安かったやらで4000円以下で購入したこいつ、問題はボディだけということ。写真を撮るにはレンズが必要だよね。そういうところからお話が始まる訳ですね(バッテリー、メディア、充電器も付属していた)。

NEX-C3ってどういうカメラ?

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 2011年6月発売のEマウントAPS-Cサイズセンサー搭載ミラーレスカメラ。バッテリー、メディア込みで283gと超軽量のコンパクトミラーレスカメラです。この小型の筐体にAPS-Cサイズセンサーが搭載されているって結構激熱じゃないですかね?ファインダーないけど。

 中古でこの価格、しかもオンライン購入ということでボロッボロの筐体が届くのではないかと危惧していましたが、誠実な出品者さんだったようでそんなことはなく。液晶保護フィルムまで貼ってあって(はがそうかと思ったけど、彼は持病の液晶コーティング剥がれがあるので、とりあえずそのままに)、相当きれいに使われてきたようです。

 EマウントのAPS-Cということで、コンパクトなパンケーキレンズと言えば、SEL16F28やSEL20F28なんかが思いつきますが、こいつらは中古でもまあまあいい価格。このボディが2~4台ほど買えてしまいます。 

 そんなレンズ、しかもAPS-C専用レンズを買うのはもったいないなあと思い至り、別途パンケーキレンズを用意することにしました。

Industar 50-2 50/3.5というパンケーキ

 どうせならフルサイズカメラにも使えるパンケーキレンズが欲しいなあ、ということでいろいろ検索していたらソビエト製、Industar 50-2というレンズがパンケーキのようだということで、こいつも併せて衝動買いしました。

 LA-EA5が1本しかないので、所有しているAマウントレンズ群を使うのではなく、マウントアダプターを新たになんか買って使えばいいかあというお気楽気分です。Aマウントレンズはパンケーキという感じじゃないしね。実際に購入して届いたのがこちら。だいたい5000円くらいだったものに、1000円引きクーポンを使って4000円くらい。

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 キーボードと比較するとなかなか薄いことが分かるかと思います。ソニーのワイヤレスイヤホンとも比較してみましょう。

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 この大きさはまさにパンケーキでしょう。この薄さはまさにパンケーキ。早速NEX-C3に装着してみましょう。装着にはM42-Eマウントアダプターが必要になりますから、それも併せて装着します。

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 んー、でかいね。君。

 想像していたパンケーキとは違います。ちょっとポケットに入れるには厳しいサイズ感になってしまいました。研究室で後輩にカメラを見せたところ、「ちょっとゴツイカメラになってますねえ」というコメントを頂きました。仰る通り。

 M42マウントとEマウントのフランジバック差は27.5mm。どんな薄いレンズを装着しても、2.7cmは厚みが増すという基本的なことを忘れていました。

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 α7Rに装着するとパンケーキ感が出てくれるんですけどねえ。さすがに常用しようという気にはなれないですね。

 そしてAPS-Cサイズセンサーということで、50mmの画角は1.5倍の75mm相当になってしまいます。75mmってちょっと難しいよね。

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 軽く撮ってみたものはこんな感じ。ズームレンズで70mm撮影ができるのと、いきなり75mmをポンと渡されて切り取るって、ちょっと難しいよなあというのを実感します。写りはだいたい悪くないんじゃないですかね?

お気軽スナップにしたいので、SMC TAKUMAR 28/3.5

 ちょっと50mmレンズだと厳しいなあということで、中古カメラ屋さんを漁っていたら見つけちゃいました。M42マウントで28mmという画角のレンズを。

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 Super-Multi-Coated TAKUMAR 28/3.5というレンズです。開放がF:3.5とめっちゃ明るい訳でもないですし、この辺りに詳しくないのでとりあえず購入。ジャンクだったけど絞り動くしカビもなさそうだし大丈夫やろと。3300円なり。フルサイズでも使えるんだからええやろ(震え声)。28mmはAマウントで2.8のレンズを持っているんですけどね……。

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 そうそう、この画角。APS-Cで使う28mmって昔から好きだったんですよね。換算約40mmの画角が好きということです。その割にフルサイズに移行してからあまりこの画角を使わないけど。

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 色の出方も写りも悪くないんじゃないですかね。ポケットサイズでは完全になくなってしまったけど。

もう少し小さくならないか? SMC TAKUMAR 35/3.5

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 お気軽スナップカメラにはちょっとサイズが大きすぎるなあ、ということでまたまたジャンクカメラ巡り。今度は中野のカメラ屋さんで発見。35/3.5。換算52.5mmということでいわゆる標準域。

 先ほどの28mmとは2cmくらいサイズが小さくなっています。こちらは中玉にゴミがあるくらいでそのほか動作に問題はなさそうだったので購入。2500円なり。

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 PayPayで3割も返ってくるならいいか、そういう策に完全にはまっています。

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 これも写りとしては悪くないんじゃないかなあと思う訳です。ただ、なんだろう、やっぱ28mm好きだなあ、そう思ってしまう訳です。サイズ的には上着のポケットにギリギリ入るくらい。

望遠、面白そうね。 Super-Takumar 135/3.5

 こんなのポケットに入る訳ねーだろというものまで買っちゃいました。APSだと完全に望遠な135mm。

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 だってジャンクで1000円だったんだもん。後玉と中玉にカビルンルンがルンルンしてるけど。

 これはまだ撮影していないので、後であれこれ試してみるつもり。

 ということで、こいつのためにいろいろレンズを買ってみたのでした。

準広角、標準、中望遠、望遠が揃う。アホかな?

 スナップカメラを作るつもりが、一通りの焦点域のレンズが揃うという愚かというか、まさにアホという感じ。α7Rと併せて活用していくつもりだけど、恐らくはSMC TAKUMAR 28/3.5をメインに使うかなあ、そんな感じはしている。

 ちょっと諸々使ってみてまたレビュー的に記事を作っていこうかなとは思っている。

NEX-C3自体の使い勝手はどうよ?

 まさにエントリーモデルという感じなんだけど、カメラとして使うには一通り問題なく使えそう。十字キーがちょっと接触不良を起こしているようで(これは出品者も言っていた)、MFアシスト時にちょっと使い勝手が悪い程度。

 絞り優先モード、ISOオートで撮影する分には、こういう絞り値がカメラに伝わらないレンズであっても普通に使えそうというのが面白いところ。画質もα550より全然いいし、今でも普通に使えるという面白さがある。

 カメラ趣味を始めてみたい人が使ってみる1台目のカメラとして、状態のいい中古があれば全然オススメできるカメラではある。今のところマウントアダプター込みで1.5万円くらいしかかかっていないし。

 フィルムカメラはフィルムカメラで面白さがあるけど(高校生のときはモノクロ現像を自分でやってた)、手軽に始めてみたい、そういう需要にはきっと答えてくれるカメラではあると思う。

 MFで撮影するということで、ファインダーがないのは少々痛いけど(液晶だと明るいところで見にくい)、ファインダーがあると厚みも増えるだろうし、NEX-7やαシリーズとなると中古価格も跳ね上がるだろうことを考えるとこれはこれでいいんじゃないかなと思うところ。

 あと普段α7Rを使っているという理由もあるだろうけど、バッテリーの持ちが大変よい。毎回充電する必要がないのは気軽に持ち出すカメラとして最高。ただ、本体をUSB接続してバッテリー充電することができないのは不便だけど。

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 NEX-C3にLA-EA5を介してSAL2470Zを装着してみたけど、冗談だろという見た目になって笑ったのはここだけの話。

 今日はこんなところ。